「資生堂」といえば化粧品業界の老舗トップ企業で名があって、流行の先端=トレンディでモダンなイメージがCM等でも定着した企業といえます。女性のお化粧の世界には、服装のファッションと同様の常に時代の流行に敏感なブランドイメージが求められますから。
でも考えてみれば、そのような企業にしては意味ありげな古い語感の会社名です。
資生堂の開業は明治5年で、創業者の福原有信は、武家出身で中国思想の四書五経のひとつの易経から採っているそうです。「資生」とは、「万物が健やかに育つ土壌」という意味になるそうです。福原はまた、一方では明治の近代化された海軍病院の薬局長出身で、西洋薬学の導入に知識のあった人物でもありました。
このような東洋思想を起業理念に持ち、それに欧米の近代薬学の積極的な輸入と普及の目的を創業時に持っていたということが社名に意味づけられています。それは当時としてはモダンでした。そしてそれは、後に化粧水発売を契機として日本の化粧品、美容業界を先導する会社となります。
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